歯並びと噛み合わせの改善を希望された成人矯正の症例
歯並びや噛み合わせの乱れは、見た目の問題だけでなく、噛みにくさや歯磨きのしづらさなど、さまざまなお口のトラブルにつながることがあります。近年では、見た目を整えるだけでなく、将来のお口の健康を守る目的で矯正治療を始める成人の方が増えています。
ここでは、当院で行った成人矯正治療の症例をご紹介します。
来院のきっかけ
今回ご紹介する患者さまは30代の女性です。
以前から歯並びが気になっていたものの、矯正治療を受ける機会がなく、次のようなお悩みをきっかけに来院されました。
・前歯の歯並びが気になる
・写真を撮るときに口元を隠してしまう
・歯磨きがしにくい部分がある
・将来の歯の健康が心配
患者さまは「大人になってからでも矯正治療ができるのか」という点に不安を感じており、まずは相談をご希望されました。
検査と診断
矯正治療を安全に進めるため、まずは詳しい検査を行いました。
主な検査内容は次の通りです。
・口腔内診査
・レントゲン検査
・歯型の採取
・顔貌/噛み合わせの分析
これらの検査結果をもとに、歯並びの状態や顎のバランスを確認し、患者さまに適した治療計画を立てました。
当院で行った治療
患者さまと相談のうえ、歯の表側に装置を装着するワイヤー矯正による治療を行いました。
矯正装置の装着
歯の表面にブラケットという装置を取り付け、そこにワイヤーを通して歯を少しずつ動かしていきます。
矯正治療では、歯に適切な力をかけることで時間をかけて歯並びを整えていきます。
定期的な調整
矯正治療中は、月に1回程度の通院でワイヤーの調整を行いました。
調整を重ねながら、歯を少しずつ理想的な位置へ移動させていきます。
保定期間(後戻り防止)
歯並びが整った後は、歯が元の位置に戻らないように「保定装置(リテーナー)」を使用します。
この期間は矯正治療の仕上げとして非常に重要です。
治療前の状態
来院時のお口の状態は次の通りでした。
・前歯の叢生(歯が重なっている状態)
・噛み合わせのバランスがやや不安定
・歯ブラシが届きにくい部分がある
歯並びが重なっている部分は清掃が難しく、虫歯や歯周病のリスクが高くなる可能性があります。そのため、歯並びと噛み合わせを整える矯正治療を行うことになりました。
治療後の経過
治療後には、次のような改善が見られました。
・前歯の歯並びが整った
・噛み合わせのバランスが改善
・歯磨きがしやすくなった
・口元の印象が自然になった
患者さまからは「笑うときに歯並びを気にしなくなった」と喜びのお声をいただきました。
今回の症例では、次のような治療スケジュールとなりました。
治療期間:約1年半〜2年
通院回数:20〜30回程度
※歯並びの状態や治療内容によって期間は異なります。